大きいものを削る時
ご無沙汰しております。
中村です。
今回は、セブセン流テクニカルTIPSを紹介いたします。
CNC工作機械(以下NC)は、
XYZABの座標で動くわけですが動く範囲には限界があります。
可動範囲を超えるとオーバートラベル(OT)で止まります。
どの機械も材料を固定するエリア、テーブルタイプだとテーブル長さ2600mmより少し大きく動くようになっています。
では、機械のテーブルをはみ出るような
2600mmを超える長さのものを加工するには、どうすればよいでしょう。
はい、半分ずつ加工します。
最初に加工する際、基準になる部分を作っておきます。
その後ひっくり返して、基準になる部分で位置を合わせて、
残りを加工します。
言葉にする簡単ですが、
基準の作り方、治具の有無、歪みや反りなどもあります。
何度も試し加工をできれば良いですが、
サイズも大きく持ち込みの材料でとなれば、中々試すことも難しいです。
ので、色々な加工方法や今までの加工ノウハウを駆使していきます。
失敗せずに加工時間を短縮する方法などもあるので、
また紹介出来たらと思います。
それでは、また。